【グローバル就活の現場から】 世界から見た日本の人材競争力ランキングで知る課題とは?

少し前の日本経済新聞に世界人材競争力ランキングが発表されていましたので、記憶に残っている方もいらっしゃるかもしれません。日本は前回の20位より1つランクを上げ、109カ国中19位となりました。

世界から見た日本の人材競争力ランキングで知る課題とは?

1位 スイス
2位 シンガポール
3位 ルクセンブルク
4位 米国
5位 デンマーク
6位 スウェーデン
7位 英国
8位 ノルウェー
9位 カナダ
10位 フィンランド (出典:ZUUオンライン

『高い技術力』世界1位、『外国人労働者』、『男女の収入格差』で75位以下。ランキングから見えた日本の課題とは

上位にランクインしているスイス、シンガポール、ルクセンブルクにおける共通点は、人口に占める国外出身者の比率が高い国であるということ、また、4位のアメリカも世界中から有能な人材が集まるという背景から、ランキング上位となっています。(photo by Ryan McGuire)

さらに細かく見ていったデータがこちらに掲載されていました。

「競争の厳しさ」や「技術の活用」分野では、日本は世界1位と高い評価となった一方で、人材を引き寄せる魅力には乏しく、「外国人労働者」が75位、「男女の収入格差」は76位と非常に低い結果となっています。

項目によってアップダウンが激しく、結果としてトータル19位となってしまっていることがよくわかります。

また、明らかに『ヒト』にまつわる領域で著しく低評価であり、ハード面での突出した技能を発展させるソフトの面、しかも世界へ向けたプラットフォームにおける課題を残していることがわかります。

課題は『可能性』を残している分野!なぜ必要なのか?を丁寧に解説していきたい

現状日本のランキングは19位となりますが、海外の労働者から見た視点では「外国人労働者」が75位だったことからも、残念ながら魅力的に映っていない可能性も高いと言えます。

今後、競争環境をグローバルに置く企業はさらに増加する見込みであり、そうなると優秀な人材を確保し、世界と戦って行くためには、外国人労働者から見ても働きやすい、魅力的な企業になる必要があります。

私も日々の仕事のなかで、企業さんに対して外国人をどうして受け入れる必要性があるのか?という点における根拠のあるご説明や、どのような企業であれば外国人労働者から見て魅力的に映るのか?といった、日本社会における『ソフト面』での課題を解決できていくようなご提案ができるようにしたいと考えております。

おすすめの記事