これからの主流な採用方法!【リファラル採用】

今回は外国人の採用手法の1つでもあり、海外で主流となっている「リファラル採用」についてです。

外国人採用方法はこちらも参照

初めて外国人を採用する方法6選

 

リファラル採用とは

アメリカやヨーロッパなどでは主流になっているいわゆるお友達採用。日本のような縁故採用とは異なり、上司や取引先に頼まれて仕方なく採用するというものではない。会社のことをよく知っている社員が友達の中で勤めている会社に適する人材を推薦する採用方法。特にアメリカでは、85%の企業が実際に利用しているというデータもある(米国の社員リファラル採用のしくみ。リクルートワークス研究所)。

近年、日本でも中途採用だけでなく、新卒採用も難しくなってきているため、注目を集めてきている。現在、日本では主にアルバイト採用の際に使われることが多い。

 

私角田もオーストラリアで仕事を探す時など友達からの紹介がとても強く、自分自身で仕事を探すよりも早く確実で詳細まで分かるというメリットを感じました。

 

また、媒体や紹介会社を使わないため、採用コストを抑えられる反面、社内での周知や管理が難しく、大企業になるほど、やりきれていないという現状があります。大企業になればなるほど社員の人数も増えるので、リファラル採用自体はしやすくなるのですが、そのリソースを十分に活かしきれていないという企業が多いです。

 

リファラル採用を成功させる方法

・求人情報を社内へきちんと周知させる

・社員のSNSへの発信を徹底する

・仕組みをきちんと作る

など

 

リファラル採用自体は最近できた言葉であり、まだメジャーになってはいないため、社内共有の難しさや紹介をした社員へのインセンティブなど課題はあります。

 

実は、それを解決してくれるシステムを開発しているベンチャー企業があります。それが株式会社Refcomeです。

株式会社Refcome

画像に含まれている可能性があるもの:11人、、スマイル、立ってる(複数の人)、靴、室内

リファラル採用を円滑に進めるためのシステムRefcomeを提供。社員へのメールやSNSでの配信も簡単に行えるため、中小企業だけでなく、大手企業や正社員募集だけではなく、アルバイト採用までを支援している。

最近、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、及び既存株主であるBEENEXT、ANRI、DraperNexusより約2億の調達を実施し、開発体制とサポート体制強化のほか、人材難とされるアルバイト領域への新事業展開を加速させている。(詳しくは下記参照)

 

株式会社リフカムプレスリリース

リファラル採用を活性化する「Refcome」が約2億円の資金調達を実施。同時に会社名を株式会社リフカムに変更。

 

 

 

RefcomeはもともとCombinatorという社名でベンチャー企業の立ち上げを支援するサービスを行っていたが、マネタイズが思うように行かず、Refcomeというサービスをリリースとともに社名も変更しています。

 

このように近年日本でも注目度が上がっていることがうかがえます。

SNSなどで自分のことを簡単に発信できるようになったことで、現在の職業、置かれている立場等を発信することが多くなってきています。このような背景もあり、リファラル採用はますます注目を集めてきています。

 

また、リフカムが提供しているRefcomeEngage(リフカムエンゲージ)では誰がどれくらいリファラル採用に協力しているかを可視化することができるので、インセンティブの仕組み作りや社員への意欲アップにも繋げることができます。それだけでなく、元々のコンセプトであるより良い会社作りのために、使用することができ、離職率の低下や360度評価など様々な面で活用することができます。

 

詳しくはこちら

Refcome Engage

 

 

また、リクルートワークス研究所が発行している「米国の社員リファラル採用のしくみ」ではリファラル採用をする際の、メリットデメリットについて詳しく書かれています。(米国の社員リファラル採用のしくみ。リクルートワークス研究所

 

【メリット】

・マッチングの向上

・ニッチなスキルを持つ人材の確保

・定着率のアップ

・人材多様性の維持

・採用コストの削減

 

【デメリット】

・紹介者が退職した場合の生産性の低下

・紹介ボーナスに対する罪悪感

 

となっており、特に注目したいのが、メリットである「ニッチなスキルを持つ人材の確保」です。

例えば専門的な人材を採用したい場合にリファラル採用が一番効果を発揮します。ある業界や経験者に絞り、特化している求人サイトや人材紹介会社はありますが、ピンポイントに見つけることはニッチな業界の場合、そこまで効力を発揮せず、時間がかかることもしばしばです。

そこで、すでにいる社員から、同じ大学を出た先輩や後輩、前職の同期など同じようなスキルを持っている可能性が高いです。そのため、見つかる確率が上がるだけではなく、採用コストも抑えられ、なおかつ、ミスマッチを最小限に抑え、定着率も向上します。

しかし、紹介した社員を仮にAさんとすると彼が知人を紹介してすぐに会社を辞めると、Aさんに紹介された方は居場所を失う可能性が高いです。人により時期や期間は変わりますが、紹介された人が職場環境に慣れ、居場所ができるまではAさんを辞めさせることは極力控えた方が良いです。

 

 

以上のように「リファラル採用」にはメリットが多く、効果も絶大な反面、デメリットにもきちんと配慮して行う必要があります。

一方で、費用対効果の面でもやはり絶大なので、これからさらに活発になっていきそうです。日本人が日本人を紹介することが当たり前になり、その後外国人が外国人を紹介することも一般化しそうです。外国人の方の方がリファラル採用に慣れている、当たり前な可能性が高いので、これから外国人採用が進むにつれ、ますますリファラル採用も活発化しそうです。

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