
皆さんこんにちは、シロフネ編集部です。
今回より不定期ではありますが、外国人採用成功の秘訣について深堀りする【外国人採用成功企業インタビュー】をスタートいたします!
外国人材の採用成功の秘訣について、皆様の参考になれば幸いです。
この記事の目次
外国人採用成功事例インタビュー
記念すべき、第一回目のインタビューは「株式会社Fubic SI 取締役(SDP事業部)/山口氏」です。
同社は外国人エンジニアが日本に1名、ベトナムに9名在籍、引き続き積極的に採用を行われております。
そんな同社に外国人エンジニア採用の秘訣についてインタビューして参りました!
株式会社Fubic SI
事業内容:Dr.ストレッチ予約システムや社内通貨アプリ、 パーソナルトレーナーためののアプリ開発など
会社名:株式会社Fubic SI(SDP事業部)
設立:2019年2月
社員数:43名(ベトナムオフショア含む)
なぜ外国人エンジニアを積極採用しているのか?
インタビュイー:取締役(採用面接ご対応) 山口氏
インタビュアー:シロフネ編集部 青木
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シロフネ編集部: 本日は宜しくお願いいたします。早速ですが、なぜ貴社SDP事業部はITエンジニアに関して国籍関係なく採用活動をされているのでしょうか?
山口氏: 2,3年後に日本人エンジニアだけで生き残るのは大変だと感じているからです。IT事業において外国人と働くことが当たり前の環境に慣れておかないと、競争に負けてしまうのではないかと思います。それに、スキルの幅も広がるのでより強い組織になることを期待しています。
外国人材とのコミュニケーション
シロフネ編集部: 日本人と外国人の間で何かスキル以外の違いは感じられますか?山口氏: コミュニケーションの取り方ですね。例えば、日本人社員の細かいニュアンスを理解できていなかったり、会社の動きに対して少し肌感が遅れてしまうことなどがあります。ただ、それらへは1 on 1 など、別に時間を取ることで問題なくキャッチアップできていますね。
シロフネ編集部: 日本人と外国人の共存のために何か工夫はされていますか?山口氏: 特に外国籍だからという理由で受け入れ方が違うことはないですね。会社として密なコミュニケーションは大切にしているので、定期的に1on1面談はしています。また、外国人メンバーにはメンターとの1on1面談を週1回実施していて、そこで普段話しづらいことを相談していただき、疑問や不安は早めに解消して頂くよう取り組んでいます。
シロフネ編集部: 外国人は日本人と比べて全般的に他人との繋がりを強くするイメージがあるのですが、山口さんはどう思われますか?山口氏:
そうだと思いますね。
例えば、以前日本に家族で住まれていた外国人社員のお母様が、就業環境を心配されていた時にはお母様と一緒にランチへ行きコミュニケーションをとることで安心頂けたのですが、人事担当者は外国人社員の家族も含めてケアをする必要がある時もあるかもしれないですね。
社員を深く知り理解できるよい機会にもなることは良いことです。
外国人エンジニアが上司になる意味とは?
シロフネ編集部: 外国人エンジニアにはどんなことを期待してますか?山口氏:
外国人がリーダーになってもらうことで、採用の幅を広げたいです。
また、オフショアでの開発と人材育成なども素早く、コストを抑えることにも繋がります。
それだけではなく、外国人は英語が使えることが当たり前なので外国人同士の精神的な壁はそこまでなく、ベトナムとのやりとりでは、コミュニケーターが必要なくなります。英語ネイティブの日本人エンジニアはそれほど多くないので、外国人エンジニアならではの強みだと思います。
外国人採用の面接で気をつけること
シロフネ編集部: 外国人との面接で何か気をつけられていることはありますか?山口氏:
日本人との面接と大きくは変わらないのですが、弊社の考え方や事業への共感がしっかりあるかどうかは注意して見ています。過去の業務中の失敗談や人間関係に対してどう捉えるか、という部分に関して特に深く掘り下げます。
インタビューを終えて
いかがでしたでしょうか?今回のインタビューを通じて、海外とのビジネスコミュニケーションが多い企業では日本人以外も会社経営に深く関わる機会が増えていくのではないか、と感じました。
例えば、日本企業での人事トップとして採用・育成を担う、グローバル事業のリード等々、プロフェッショナルであれば門戸は開いているとう印象です。
また、外国人社員が在籍する企業の人材マネジメントも、他国の文化や習慣等に合わせて多様性が求められているように感じます。
採用したい人材だけでなく、その周りの方々も巻き込んだ採用活動が必要な場面もあるかもしれません。
シロフネでは引き続き、外国人人材の採用成功の秘訣について皆様のヒントになる情報をお届けできるよう、インタビューして参ります!