皆さんこんにちは、シロフネ編集部です。
外国人採用成功の秘訣について深堀りする【外国人採用成功企業インタビュー】の今回は第二回です。
第二回目のインタビューは「株式会社ソフツー/中尾様」にお話を伺いました。
同社は外国人エンジニアが6名在籍されており、引き続き積極的に採用を行われています。
今回は同社へ外国人採用の秘訣をヒアリングして参りましたので皆様の外国人採用の参考になれば幸いです。
事業内容:
クラウド型コールセンターシステムの開発・販売、ホテル用電話機の販売、VOI P機器販売など
会社名:株式会社ソフツー
設立:2008年7月8日
社員数:25名(2020年4月1日現在)
インタビュイー:採用担当 中尾様
インタビュアー:シロフネ編集部 青木
外国人エンジニア採用はいつ頃から?
シロフネ編集部:本日は宜しくお願いいたします。
早速ですが、御社では創業当時から国籍関係なく採用されていたのでしょうか?
中尾さん:はい、社長が中国出身ということもあり、昔から国籍問わず採用を行っておりました。
エンジニア不足の状況の中で、弊社のような中小企業は国内の数少ないエンジニアを採用するのに苦労する、という点も外国籍エンジニア採用の理由として挙げられます。
また、外国籍エンジニアの採用に関して、弊社はそこまで『昔ながらの日本企業』という企業文化を有しているわけでもないので、ハードルは低かったのかもしれません。
そういった背景の中で、外国籍の方達は意欲もあり、スキルもあり、『日本で働きたい』というお気持ちが強い方が結構いらっしゃるので、そのような方達を積極的に採用していく方針ですね。
シロフネ編集部:外国人求職者のモチベーションや向上心はいかがですか?日本人と比べて高いと思われますか?
中尾さん:それぞれの性格にもよりますが、高いと思いますね。やはり、母国語ではない日本語を学んで、異国である日本で働く、という時点で向上心は高いのではないかと思います。
外国人材採用のメリットとは?
シロフネ編集部:外国人を採用して良かった点はありますか?
中尾さん:あまり日本人との区別はありませんが、『外国語を学ぶ』ということが日本人社員にとって良い刺激になってるのではないかと思います。
入社後も向上心の高い外国籍社員は一生懸命日本語を学んでおり、先日は日本語検定のN1を取得して資格奨励金*をもらっていました。
それに日本人が触発され、日本人が中国語検定を取得することも資格奨励金制度*に入れるのはどうか?という声も上がってきており、とても良い刺激になっています。
シロフネ編集部:なるほど!それは刺激になりますよね。
中尾さん:はい、良い刺激になっています(笑)。
※資格奨励金・・同社では会社が認定した資格を取得した場合に、受験料と資格奨励金を支払う制度がある
外国人採用のデメリット
シロフネ編集部:逆に、外国人社員と働く中でお困りになること、なったこと等はありますか?
中尾さん:言語の壁という点については、簡単な日本語の表現を使うよう日本人の社員達も意識しているようです。
それでも伝わらない時は中国語で他の社員に通訳してもらったり と、工夫しています。
外国人社員と働く中で困るというよりも、受け入れ側の配慮の仕方にもよると思うのですが、日本企業に慣れていない方は入社時に日本の企業文化、企業風土を、時間を取って伝えていく事が必要だと思いますし、お互いのバックボーンが違うので価 値観の違いから意見がぶつかる事も稀にあります。
シロフネ編集部:価値観が違う中でのトラブル時の解決方法は『話し合い』でしょうか?
中尾さん:はい。しっかり話し合いの場を設け、お互いの意見をすり合わせるようにしています。
外国人社員の離職率は?
シロフネ編集部:御社は離職率が低い印象があるのですが、独自の取り組み等、何かコツなどがあるのでしょうか?
中尾さん:長く働いてくれている理由として、外国人社員の多くが同じ部署で働いている環境なので、母国語でしっかり話せる人がいること、仕事以外の生活面でも相談ができること等、様々な面で安心に繋がっていると思います。
シロフネ編集部:外国人採用は今後も積極的に行われる予定ですか?
中尾さん:はい、今後も方針は変えず積極的に採用活動を行っていく予定です。
シロフネ編集部:今後ともよろしくお願いいたします。本日はお忙しいところありがとうございました。
インタビューを終えて
いかがでしたでしょうか?株式会社ソフツー様には外国人社員を採用して良かった点とお困りになった点両方を紹介していただきました。中尾様のお話からは、社員それぞれが国籍問わず、お互いをしっかりリスペクトされている印象を感じられました。外国人社員も異国で安心して働ける企業様だと思います。シロフネでは今後とも、外国人採用に成功された企業様に適宜取材してまいります。