空き家を旅行者に貸し出す「特区民泊」で、大田区が社会貢献性のある新たな活用事例を提示しています。
大田区の「特区民泊」、入院患者家族の長期滞在先として活用
子どもが手術入院をする際近辺に家族が滞在するケースは多いものですが、
昨今は訪日外国人客の需要拡大で宿泊先の確保が難しいとの声も聞かれます。
大田区はこうした背景から区内にある東邦大学医療センター大森病院、
民泊事業を展開するとまれる㈱と連携・協力協定を締結し、
患者家族の長期滞在に特区民泊の活用を推進する計画を明らかにしています。
内容案は、東邦大学医療センター大森病院で
腎移植手術などを受ける子どもに付き添う家族を対象に、
滞在先として特区民泊物件を安価に活用できる仕組みを講じるものです。
物件の確保にとまれる㈱が大田区の支援も受けながら
通常より割安で泊まれるかたちを想定しています。
区では空き家情報の提供、物件オーナーとの仲介などでサポートし、
こうした特区民泊の新たな可能性と需要の掘り起こしを推進します。
特区民泊自体が新しい試みであるため、まだまだイメージ向上の対策が必要とされるなか、
こうした「患者家族の長期滞在先」としての活用事例は
社会貢献性から見ても大きなイメージアップにもつながりそうです。
■出典
特区民泊、患者家族に低価格で 大田区、東邦大など連携
【全国初!社会貢献型 特区民泊を創出!】
特区民泊を活用した医療機関及び民間企業との連携・協力協定の締結式を開催