奥多摩町とタイムズ24、カーシェアリングを地域活性化に活かす連携

奥多摩町の過疎化・少子高齢化に “カーシェアリング” が貢献する!?

これはなかなかユニークな試み!

カーシェア事業のタイムズ24株式会社(以下、タイムズ24)は奥多摩町と連携し、

住民や観光客の移動手段としてカーシェアリングサービスを導入することを発表しました。

タイムズカープラスのステーションを奥多摩町に開設し、車両3台を設置。

奥多摩町は、JR奥多摩駅前の町有地を貸し出しステーションとして無償で提供します。

冬季には降雪もあることから、いずれの車両も四輪駆動/スタッドレス対応とします。

このうち1台は、タイムズカープラスとしては初導入となる補助手すり付き福祉車両で、

足腰の弱い方や高齢の方にも利用しやすくするとか。

 

タイムズ24では、クルマを所有していない方の奥多摩町への移住促進に寄与することを目的とし、

奥多摩町民に対しては、通常、タイムズカープラスご入会時に発生するカード発行手数料(1,550円)

および月額基本料(1,030円/月)を無料とするとのことです。

 

画像出典:タイムズ24 プレスリリースより

画像出典:タイムズ24 プレスリリースより

 

都心から自家用車を持たない人の移住にも活用!視点が新しいカーシェアリング

このサービス、地域活性化や移住促進を視野に入れたカーシェアリングという点が非常に画期的です。

実際、都心で生活しているとタクシーをつかまえるのにさほど困ることはないため、

たとえ電車がなくなってもタクシーという移動手段がある安心感がありますが、

奥多摩町では電車の本数が少ない時間帯は、タクシーも既に営業終了となっていることが多いのです。

観光資源も豊富で見どころも多いので、カーシェアサービスはとても良いアイディアではないでしょうか。

 

また、都心から移住する場合、自家用車を持っていないケースは案外多いはず。

公共交通機関が充実しているので免許を取得していてもクルマを所有していない属性も多く、

こうした人が移住の際に最初はカーシェアサービスを利用しながら

環境に慣れていくというのも現実的な考えと言えます。

 

奥多摩町の地域活性化対策は、非常に現実問題に即しており、移住促進にも積極的な姿勢がうかがえます。

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