災害時に言葉の壁は、より被害を深刻にしてしまう懸念があります。(photo by Ryan McGuire)
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大型地震が予測されるニッポン。日ごろから避難所や経路の確認をしておこう
先日の熊本地震においても、留学生や外国人観光客が多数被災したとのことです。
日本人であっても、自分の居住エリアで避難所として指定されているのがどこにあたるのか?をすべての人が把握しているとも言いきれない中、不慣れな日本で外国人であれば尚更のこと。
熊本地震で最大震度6弱を記録した別府市と由布市。別府市には立命館アジア太平洋大学があり、約2900人の留学生がいます。
他の学校へ通う留学生も同市には多数おり、日本語が充分に話せない学生が少なくなかったそうです。
さらに、あまり地震を経験したことのない外国人であれば平常心で冷静な避難を行うということも、緊急時にはなかなか難しいものです。情報が錯綜する中、避難所では迅速に外国人への対応を展開。
避難所では、市が注意事項を英語などに訳した紙を掲示したり、携帯電話会社がインターネットに接続できる公衆無線LAN「Wi―Fi(ワイファイ)」を開設したりして外国人への対応を進めた。市文化国際課は「迅速に避難所に誘導し、避難後も必要な情報を伝えるために、人が集まる場所や避難所に通訳を派遣するなどの仕組みを整えたい」としている。
湯布院でも対応急ぐ 外国からの観光客が多く訪れる由布市湯布院町でも、外国人の迅速、丁寧な避難へ向けて動き出した。(出典:YOMIURI ONLINE)
あの「東京防災」に多言語版が登場。どこで起きてもおかしくない時代、災害に備えよう!
東京都が作成し、都民へ配布した 【東京防災】 が注目されています。
都民だけでなく入手を望む声が相次ぎ、現在都のwebサイトから閲覧ができるようになっています。
都民でも冊子で配布されていると、 本棚に置いておくだけで安心してしまうかもしれませんが、各デバイスですぐに閲覧できるこちらの情報はオススメです。
東京防災
Disaster Preparedness Tokyo
英語版 English
http://www.metro.tokyo.jp/ENGLISH/GUIDE/BOSAI/index.htm
中国語版 Chinese
http://www.metro.tokyo.jp/CHINESE/GUIDE/BOSAI/index.htm
韓国語版 Korean
http://www.metro.tokyo.jp/KOREAN/GUIDE/BOSAI/index.htm
緊急時の災害伝言ダイヤルなども日ごろから練習で使ってみるなど、自主的にできる防災訓練も大切にしましょう。
(出典:YOMIURI ONLINE)