人材の需要が高いIT業界には、業界特化型の転職サイトも多数。
それぞれに特徴がありますが、効率的に自分にあった求人を見つけるにはエージェント型サービスの利用がおすすめです。
なぜなら、サイト独自の非公開求人など、紹介でしか出会えない仕事があり、さらに履歴書添削などサポートも充実しているため。
今回は、多数のIT転職サイトの中から特におすすめのサイトを10社ランキング化し、求職者側・採用側それぞれの目線から特徴をお伝えしていきます。
IT業界転職サイトおすすめランキング
まずは、転職サイトの中でもIT業界に特化しているおすすめサイトのランキングをご紹介します。
各サイトの特徴はもちろん、求職者側・採用側両面からのメリット・デメリットも調査しました。
1位:マイナビIT AGENT
マイナビIT AGENTは、ITエンジニアに特化したエージェント型の転職サイト。
対象は、経験者のみとなっています。
大手企業ならではのネットワークを駆使し、優良企業の非公開求人を多く取り揃えているのが転職者から見たメリット。
採用側から見ると、大手サイトなので登録者が多く、さらにエージェント型のため、マッチング度の高い人材と出会いやすいのがメリットです。
2位:レバテックキャリア
レバテックキャリアは、ITとWeb業界に特化したエージェント型転職サイト。
特に、開発系・インフラ系求人のサポート実績が多いのが特徴です。
実際に利用した方の口コミには「案件の質が高く、担当者の提案も的確」という声があり、転職者側・採用側ともに満足度が高くなっています。
ちなみに未経験者の応募は不可なので、経験者におすすめです。
3位:ワークポート
ワークポートもIT特化・エージェント型の転職サイトですが、上記2社とは違って未経験者におすすめ。
同じ運営会社がプログラミングスクール「みんスク」を運営していて、未経験者へのサポートが手厚いのが特徴です。
IT業界にキャリアチェンジしたい転職者、経歴にはこだわらずポテンシャル採用をしたい企業に適しています。
4位:Geek Out
Geek Outは、IT・Web業界に特化した求人型サイト。
会員登録時のデータをもとに、マッチング度の高い求人情報が優先表示され、さらにマッチ度をパーセンテージで確認できるのが特徴です。
また、業界トップクラスの転職アドバイザーが、履歴書の書き方や面接アドバイス・日程調整などをサポート。
転職が初めての方におすすめのサイトです。
5位:Geekly
Geeklyは、IT・Web・ゲーム業界専門で、特にゲーム業界への転職に強いエージェント型サイト。
「GREE」や「Gumi」など、メガベンチャーや勢いのある会社の案件を多数保有しているのが特徴です。
また、エージェントの質も高く、元Web・ゲーム業界のエージェントが多数。
ゲーム業界に興味があるエンジニアは、登録しておきたいサービスです。
6位:dodaエンジニアIT
大手転職サイトのdodaは、職種別の求人型サイトを設置しています。
その一つが、「dodaエンジニアIT」。
ITエンジニアからクリエイター求人まで、幅広い求人情報を掲載しているのが特徴です。
大手サイトだけあり登録者数が多いので、ターゲットを絞りきらず様々な人材と出会いたい企業に適しています。
7位: Tech Clips
Tech Clipsは、IT系の転職サイトの中でも、ハイクラス転職に特化しているエージェント型のサイトです。
高年収・高待遇の案件が多く、経歴に自信があってキャリアアップを目指したい転職者におすすめ。
採用側から見ると、VR、AI、機械学習、データサイエンティストなど最先端で高需要な技術を持つエンジニアと出会うことができ、クオリティの高い採用が可能です。
8位:DYM就職 ITプログラム
DYM就職 ITプログラムは、エンジニア経験者向けのエージェントサービス。
一部上場企業やトップベンチャー企業を含む、2,000社以上の案件を保有しています。
DYM就職独自の「完全非公開」の求人が多いため、レアな求人を見つけたい方や、他のサイトではなかなかマッチングしなかった方におすすめです。
9位:ビズリーチ
ビズリーチは、主に管理職や専門職の方が対象の、ヘッドハンティング型の転職サイト。
掲載求人の3分の1以上が年収1,000万円以上で、ハイクラス転職を目指す転職者に最適です。
採用側から見ると、ピンポイントで優秀な人材と出会えるため、企業の中核を担う人材を採用したい場合におすすめです。
10位:Green
Greenは、完全成功報酬型の求人型転職サイト。
初期手数料は無料で、採用につながった場合のみ料金が発生するため、採用側はコストを抑えて採用活動ができます。
また、サイト内の特集記事やスカウト機能も充実しているので、転職者側は業界研究ができ、自ら応募しなくても企業と出会えることがメリットです。
目的別おすすめIT転職サイト
IT特化の転職サイトといっても、それぞれタイプや得意分野が違います。
ここでは、目的別に最適なIT転職サイトをご紹介していきます。
高収入を目指せる転職サイト
高収入(年収500万円以上が目安)を目指すエンジニアにおすすめなのは、以下の転職サイト。
- Tech Clips
- キャリアカーバー
Tech Clipsは、前のランキングでもご紹介しましたが、サイトのコンセプトからしてハイクラス転職に特化したエージェント型サイト。
IT業界の最先端技術を扱う企業の案件が豊富で、条件も良いものが多いです。
キャリアカーバーは、リクルートが運営しているハイクラス・エグゼクティブ向けのヘッドハンティング型サイト。
IT業界専門ではありませんが、エンジニア向けの高収入案件も多いので、キャリアに自信がある方(年収600万円以上推奨)におすすめです。
未経験・初心者向け転職サイト
IT業界未経験・初心者におすすめなのは、以下の転職サイトです。
ワークポート
ワークポートは、IT業界特化型の転職サイトの中で、どこよりも未経験向け求人が多いことが特徴です。
一方、案件数ではなく、研修の手厚さを重視する場合にはDYM就職がおすすめ。
どちらが良いか判断がつかないという場合には、両方登録してみて自分にあっている方を選ぶと良いでしょう。
IT転職サイト利用のポイント
それでは、IT転職サイトを利用して、転職を成功させるポイントをお伝えしていきます。
転職サイト利用の5つのコツ
転職を成功させるためには、まずは自分にあったサービス選びが重要です。
①エージェント型・求人型を使い分ける
ここまでもお伝えしてきましたが、転職サイトには「エージェント型」「求人型」の2種類があります。
エージェント型は、ピンポイントで優良案件の紹介を受けたい経験者に最適。
求人型は、未経験者やあまり転職を急いでいない方など、いろいろな求人を広く見てみたい場合に適しています。
※転職エージェントと比較した「求人型 転職サイト」については以下の記事を是非ご覧ください。
②求人数・体験談をチェック
せっかく登録しても、案件数自体が少ない転職サイトでは、自分に合った求人を見つけるのが難しいです。
求人数や希望する業界・職種での実績、実際に利用した人の体験談などを、事前にチェックして登録するサイトを選びましょう。
③複数のサイトに登録する
転職サイトは、いくつ登録しても問題はありませんし、求職者側は無料で使えることが多いです。
それぞれのサイトの非公開求人などもあるため、間口が広いほど希望に近い求人が見つかる可能性が高まりますので、転職サイトには複数登録しておきましょう。
ただし、複数のサイトから同じ案件に重複応募するのはマナー違反なので注意してください。
④履歴書・面接対策に力を入れる
自分に合いそうな案件を見つけたり、紹介を受けた場合には、採用に繋がるように面接対策・履歴書対策をしていきます。
成功報酬型のサイトの場合、転職が決まり、入職して初めて料金が発生するので、コンサルタントが履歴書の添削や面接アドバイスをしてくれることが多いです。
自力での対策に不安がある場合には、こういったサポートが充実しているサイトを選びましょう。
⑤気になる求人は早めに応募
条件が良い求人は魅力的に感じる人が多いため、すぐに枠が埋まってしまいます。
また、企業側は利用期間が長引くほどサイトの利用料金が嵩むため、できるだけ早く採用を終わらせたいと思っています。
そのため、興味がある求人が見つかった場合には、なるべく早く応募するのが成功の鍵です。
サイト利用の流れ
ここからは、転職サイトを利用する流れを解説していきます。
求人型のサイトの場合、「登録→求人閲覧→応募」とシンプルなので、ここではエージェント型の転職サイトについてご紹介します。
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- 公式サイトから登録
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- 担当コンサルタントから連絡が来る
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- ヒアリング・カウンセリング
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- 求人の紹介を受ける
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- 履歴書の添削
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- 紹介された求人に応募
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- 面接対策を受ける
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- 企業との面接
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- 内定または次の求人の紹介
エージェント型転職サイトのコンサルタントは、最初のカウンセリングで伝えた希望に合わせた案件を5〜20件ほど提案してくれます。
応募や面接の前には添削やアドバイスを行ってくれるため、サービスをフル活用して選考に臨みましょう。
IT業界未経験者でも転職は可能?
IT業界未経験者の転職は、難しいですが可能ではあります。
エンジニアやクリエイターは専門職なので、専門的な技術や知識が不可欠です。
自力で未経験からの転職を目指すなら、プログラミングスクールに通うなど事前の勉強が必要になるでしょう。
業界的には人材不足のため、未経験からの育成に力を入れている企業もあり、やる気さえあれば不可能ということはありません。
まとめ
IT業界に特化した転職サイトは、全50社以上もあります。
サイトごとに得意分野や特徴があるので、目指している業界・業種や経験者/未経験者、エージェント型/求人型など、自分にあったタイプのサイトを見つけましょう。
今回ご紹介したランキングや利用のポイントを、ぜひ参考にしてみてください。