留学生の就職支援にまつわる企画が全国で開催されていますが、そんな折、千葉県旭市ではバングラデシュ出身の元留学生、ミヤ・エムディ・マムンさんが社長を務める「せんのは」という施設がオープンしました。
57の契約農家から野菜を仕入れ、選別・包装・直売まで同一施設で完了
農水産物の直売所と野菜の選別・パッキング設備を兼ねた施設として「農家の家せんのや」を17日旭市川口の国道126号沿いにオープンしました。
こちらは普段なら店頭に並ばない規格外の野菜を積極的に受け入れることで、農家の効率改善や収入の拡大にも寄与するものだとのこと。
2階の作業所では専任職員が最新の機械で作業にあたり、200グラムのホウレンソウなら1日約1万パックまで包装が可能で、農家の負担減が期待される。現在83人の農家が契約しており、包装された野菜は、1階の直売所だけでなく他の店でも販売できる。直売所は野菜を中心に総菜や精肉、洋菓子なども販売するという。
ニュースサイトで読む: http://mainichi.jp/articles/20161118/ddl/k12/040/198000c#csidxcadafecdd0805b7b234e1ca6285c666
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この施設の1階は、近隣の契約農家である生産者が出品する野菜、果物をはじめ肉類、銚子漁港直送の水産物、さらに和洋スイーツなども並ぶ直売所や飲食店が収容。
2階には野菜の選別から小分け、袋詰めまでを行うオートパッケージセンターを完備。
>元留学生のバングラデシュ出身社長による、日本農業の改革
「せんのは」は、旭市、香取市、横芝光町の認定農業者6人が設立した株式会社で、2004年に留学生として来日し農業経営を学んだミヤ・エムディ・マムン社長が率いています。
ハラール認証の取得にも前向き、現在57人の生産者と契約し、この施設を活かして時間とコストを削減することで生産者の売り上げアップを目指しています。
去る16日には記念式典も開催、日本の「農業」に切り込んだ元留学生社長の試みに大きな注目が集まっています。
■出典、参考