エンジニアになりたい未経験者が今すぐやるべきことは?3ステップを解説

未経験からエンジニアを目指すことは、十分可能です。
需要が高いエンジニアの仕事は、他業種やフリーター、主婦の方の、年収アップ・正社員就職・社会人復帰にも最適。

今回は、未経験者がプログラミングを学ぶ方法や、おすすめの転職エージェントについて解説します。

これから需要が高くなる、おすすめの職種もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

未経験でもなれる?「エンジニア」とは

結論から言うと、未経験の既卒者や主婦、フリーターの方でも、エンジニアになることは可能です
そして、エンジニアは現代社会で非常に需要が高く、高収入が見込める仕事でもあります。

ここではまず、エンジニアの現状や将来性について解説していきます。

実は多様な職種のあるエンジニア

エンジニアと一言で言っても、その職種は多種多様です。

  • システムエンジニア
  • プログラマー
  • サーバーエンジニア
  • ネットワークエンジニア
  • テストエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • IoTエンジニア

など

そのため、これからエンジニアを目指す未経験者は、エンジニアの中でもどんな分野を専門にするかが非常に大切

専門分野の選択によって、得られる収入も、今後の需要も変わってきます。

エンジニアの年収

エンジニアの年収は、分野によってばらつきがあります。
職種別の年収を、高い方からランキングにすると、以下のようになります。

  1. 位:システムコンサルタント 610万円
  2. 位:プロジェクトマネージャー・プロジェクトリーダー 569万円
  3. 位:製品開発・研究開発 542万円
  4. 位:社内システム企画・社内SE 516万円
  5. 位:サーバーエンジニア 465万円

参照:https://mynavi-agent.jp/it/knowhow/it_annualincome/

ちなみに、正社員ではなく、派遣社員やアルバイト、パートの場合、エンジニアの平均時給は以下のようになっています。

  • 派遣社員:2,007円
  • アルバイト・パート:1,199円

参照:求人ボックス.com/ITエンジニアの年収・時給

エンジニアの将来性

急激なIT技術の進歩により、日本国内のエンジニア人口は、2020年時点ですでに約37万人のITエンジニアが不足していると言われています。
つまりエンジニアの技術は、身につけているだけで社会の様々な場所で重宝されるスキルです。

中でも、技術者が少なかったり、今後の需要増加が見込まれていて、注目度が高いのは以下の3つの職種。

    • セキュリティエンジニア

 

    • 機械学習エンジニア

 

    • クラウドエンジニア

 

 

IT技術が発展し、重要な情報を多数扱う中で、セキュリティシステムが注目されるのは必須です。

また、機械学習(AI)クラウド技術は、様々な分野との融合が予想されていて需要が高まっている反面、まだ新しい分野なので技術者が少ないです。
未経験者がこれからエンジニアを目指すなら、このような傾向を頭に入れておくと役立つでしょう。

未経験からエンジニアになるための3ステップ

それでは、未経験からエンジニアを目指すための3つのステップを、順を追って解説していきます。

1⃣スキルを身につける

エンジニアとして働くためには、当然ながらまずスキルを身につける必要があります。
学習→実践のプロセスを経て、知識と経験を身につけましょう。

初期投資(PC・技術書)は必須

まずはPC技術書を手に入れ、学びたい分野の基礎知識を頭に入れましょう
まったくの未経験者であれば、プログラミングを初歩から解説してくれる入門書が良いでしょう。
まずは全体的な知識を身につけたい方には「ウェブエンジニアの教科書(佐々木達也著)」「プログラミング入門講座( 米田昌悟著)」などがおすすめ。

特定の言語を勉強したい方には「すっきりわかるJava(中山清喬)」「やさしいC言語(高橋麻奈著)」などが適しています。

お金をかけたくなければ、無料で情報を掲載しているサイトもありますが、ネット上の知識は全てが必ず正しいというわけではないので精査が必要です。

progate」「ドットインストール」など、運営がしっかりしている有名サイトがおすすめです。

具体的な行動を起こしてみる

次に、学んだ知識を生かして具体的な行動を起こしてみましょう。
コードを書く・アプリを作る・ポートフォリオ作成など、まずは自分が出来そうで、興味を持てそうなことから始めます

わからない部分があれば、知識のインプットに戻って確認することで、着実にスキルを自分のものにしていけます。

2⃣エンジニア業界について情報収集

ある程度のスキルが身についたら、就職に向けてエンジニア業界の情報収集を始めましょう。

転職サイト・フェアをチェック

転職サイトを見れば、誰でも無料で業界研究をすることができます。
募集要項などを見て、どんな資格が求められているのか、今の自分のスキルならどのくらいの収入が期待できるのか確認しましょう。

就職・転職フェアなどのイベントに参加すれば、実際に企業の採用担当者に会い、話を聞くことができます。
未経験者の場合、入社後の研修制度などについて質問しておくと安心できるでしょう。

SNS・口コミサイトを活用

SNSや口コミサイトには、実際に業界で働いている人の本音が集まります。
いざ入社したあと、「イメージと違った」とすぐに会社を離れてしまうのは、本人にとっても会社にとっても大きな損失です。

候補となる会社については徹底的にリサーチして、ミスマッチを防ぎましょう。

3⃣転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用すると、未経験でも自分にあった会社を紹介してもらいやすいです。

転職エージェントとは

転職エージェントとは、企業と人材のマッチングをするサービスです。
企業・求職者双方の条件や希望を聞き、契約に繋がりそうな相手を紹介します。

求職者側は無料で利用できることも多く、転職サイトには募集を出していない求人も見つけられる可能性があるのがメリットです。

また、エンジニア未経験者の場合は、エージェントを通じてその旨をしっかり伝えてもらうことで、入社後に即戦力を求められて焦るという事態も防ぐことができるでしょう。

未経験者におすすめの転職エージェント

ここでは、未経験者におすすめの転職エージェントを3社ご紹介します。

「ワークポート」
ワークポートは、10年以上前からIT専門で転職支援をしている会社です。
歴史があるため企業と太いパイプがあり、質の高い求人を紹介してもらえます。

また、ヒアリングやキャリア相談が丁寧なことも特徴なので、未経験者でも自分にあった会社を見つけやすいです。

「DYM就職」
DYM就職は、第二新卒やキャリアチェンジを考える方の転職に強みがあるエージェント。
書類選考をスキップして、直接面接に進めるので、履歴書に自信がない方におすすめです。

「DMM WEBCAMP」
DMM WEBCAMPは、プログラミングスクールと転職・就職サポートがセットになったサービス。
未経験者でもしっかり技術を学んでから仕事を紹介してもらえるので、安心して入社できます。

また、3ヶ月以内に転職できない場合は全額返金してもらえるため、授業料が無駄になることもありません。

エンジニアになる学習でつまずいたら

最後に、エンジニアになるための学習でつまずいたら、どのように克服していけば良いかをお伝えします。

仲間・先輩を見つける

一緒にプログラミングを勉強する仲間や先輩がいれば、つまずいた時にも励まし合えますし、わからないところは質問することもできます

実生活で同じ境遇の人を見つけるのは難しくても、今はSNSなどでも簡単に人と繋がれる時代です。

未経験からエンジニアを目指すことを決めたら、進捗や悩みを話すためのSNSアカウントを作ってもいいかもしれませんね。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールなら、独学とは違って講師に質問したり周りの生徒とコミュニケーションを取りながら勉強することができます。

また、スクールは人に教えるノウハウや、「どの程度できれば社会で通用する」という基準も把握しています。
もちろん授業料はかかりますが、独学では学習が難しいという方におすすめです。

転職の具体的なスケジュールを立てる

特に期間を区切らず、「いつかはエンジニアになりたい」という気持ちで勉強していると、目標が曖昧なので怠けがちになってしまう人は多いです。

未経験からエンジニアを目指すなら、「1年後には転職」など具体的なスケジュールを決めるのがおすすめ
ゴールが決まると、逆算して短期目標も設定しやすくなるので、モチベーションを保ちながら勉強することができます。

まとめ

未経験からエンジニアを目指すことは、十分可能です。
プログラミングを学ぶための本やサイト、プログラミングスクールも、多数あります。

エンジニアは需要が高い職業なので、技術があれば仕事は見つかりやすいです。
エンジニアへの転職に興味がある方は、まずは本を一冊買ってみるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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