初めて外国人を採用する企業にとってはまず何から始めたらいいのかわからない状況なると思います。そこで今回は外国人を採用する、外国人に企業を知ってもらうという観点から6つの方法をまとめてみました。
【外国人を採用する方法】
・求人サイト
・人材紹介
・SNS
・リファラル
・学校からの紹介
・直接採用
基本的には日本人を採用するときと方法は変わりませんが、それぞれ違う特徴や注意をしなければならない点があります。
・求人サイト
こちらは日本でも馴染みが深い採用方法です。
基本的には日本人を採用するときと同じように求人票を作成、または営業担当に作成してもらい、それを広告として掲載し、応募を待つという形になります。
この際、気をつけるべきことが2つあります。
まずは①ターゲット層を明確にすること
そして②確実ではないことです。
①ターゲット層を明確にすること
まずはどこ国の人が欲しいのか、なぜその国なのかを考えなければなりません。例えば、中国人を採用したいといった場合に、なぜ中国人なのか、なぜ中国人でなければならないのかということを明確にしなければなりません。しかもほとんどの場合はイメージでこの国の人がいい!と決めていることが多いです。
外国人を採用したことない企業にとって外国人を採用するということに関しては全く勝手が分かりません。ですので、きちんと国ごとの国民性や文化を理解し、ターゲットとしなければなりませんので、このことを理解している求人サイト運営している営業にきちんと相談することをオススメします。
しかし、ほとんどの場合は理解していません。
②確実ではないこと
結局のところ、求人サイトへの記載はいわゆるインバウンドのものです。採用そのものにお金をかけているというよりは広告にお金を払っている形になりますので、何人くるかどの層がくるかは正確ではありません。そのため、何十万を捨ててしまうことにもなりかねません。
上記の二つからもわかる通り、あまりオススメはできません。
・人材紹介
こちらも様々な企業がやっています。
外国人採用を初めてやられる企業には一番向いている手法だと思います。
わからないことは考えるよりも聞いた方が早いといいますが、まさに外国人の人材を採用するとなるとこの方法が確実です。
一般的には、面接の段階では金額が発生しません。採用して初めて紹介料という形でお金を支払う形態になっていますので、無駄なお金は発生しません。
また、求人サイトとは異なり、基本的には外国人をよく知っている担当が複数いるので、国ごとの違い、教育の仕方、アフターフォローまできちんと体制として行なっている紹介会社が多いです。
初めて外国人を採用したいという企業には一番向いている手法です。
・SNS
こちらは日本でも最近メジャーになりつつありますが、海外特に東南アジア、ヨーロッパでは主要な採用方法になります。今回、ざっくりとSNSというくくりにはしましたが、Facebook、Twitter、Instagram、ブログ等々様々な方法があり、それぞれメリット、デメリットがあります。
また欲しい外国人人材の国やスキルによっても変わってきます。例えば、インドネシアですとFacebookも盛んではありますが、Instagramの方がメジャーです。また、中国は特殊でWeChatが主流だったりします。
SNSでの採用に関して始めるのは大変ではありますが、一度始めてしまい、やり方のコツさえ掴めてしまえば、それほど難しくはありません。
・リファラル採用
こちらも近年日本でも賑わっている採用手法になります。
社員がその会社に合いそうな人を友人や知り合いから紹介するというものです。もともと会社のことをよく知っている社員が探すので、面接の回数や書類選考を減らしたり、ミスマッチを最小限にすることができます。また、他社の求人サイトや人材紹介を使わないので、採用コストを最小限に抑えることができます。しかし、デメリットが2つあります。
まず1つ目は初めて外国人を採用する場合は有効的な手段ではないこと
そして2つ目は周知徹底が難しいこと
この2つが挙げられます。
まず1つ目ですが、これまで社内に外国人がいない場合、よっぽどのことがない限り、コネクションはありません。ですので、2人目以降を採用したい場合には有効な手段となってきます。
2つ目として、周知徹底が難しいことが挙げられます。求人情報が更新される度に社員にその内容を理解してもらわなければなりません。特に会社の規模が大きくなればなるほど、母数は増えるため可能性は上がりますが、違う部署の求人など周知徹底が難しくなります。
こちらも参照ください。
・学校からの紹介
こちらは留学生がいる場所に直接出向いて採用する方法です。
一番確実ではありますが、手間と時間がかかります。日本語学校や大学、専門学校に行き、採用したい学生を探すため、ピンポイントで欲しい人材がすぐには見つけられないという欠点があります。
・直接採用
こちらはSEOなどを使って検索順位を上げ、注目度をあげるという方法です。
しかし、他の5つと比べても効率を考えてもなかなか時間と手間がかかる方法にはなります。コストはほぼかからないので、とっつきやすい反面、結果が出るまで時間がかかったり、最悪の場合出なかったりします。
実は他にも海外に直接行き、採用する方法や企業や学校が行う就職フェアに参加する方法などがあります。
まとめ
・求人サイト、人材紹介、SNS、リファラル、学校からの紹介、直接採用など様々な方法がある
・初めて外国人を採用する場合、人材紹介が一番確実
・すでに外国人がいる場合はSNSやリファラル採用も効果的