神戸発・留学生170人参加でアフリカビジネスを考える!
日本政府は2013年に開催された「第5回アフリカ開発会議」で、アフリカの若者を5年間で1000人受け入れる産業人材育成プログラム(ABEイニシアチブ)を発表しています。
アフリカへ進出する日系企業は近年多く、17日神戸市内のホテルにおいて、アフリカでのビジネスチャンスを探る企業と留学生との交流を目的とした「第2回アフリカビジネスセミナー」が開催されました。
今回、西日本の大学で学ぶアフリカ人留学生約170人、国内企業80社以上が参加し、活況のうちに終了しました。
第1部では、アフリカにすでに進出している企業の事例発表や、関西周辺地域に在学中のアフリカの修士課程留学生(ABEイニシアティブ※)が日本企業と連携可能なビジネスプランの提案を行うほか、
日本企業と留学生の交流会を行いました。
続く第2部では、各企業と留学生との面談ブースや神戸市PRブース、アフリカ各国大使館の投資PRブースを設け、企業がアフリカの投資情報について直接大使館から情報を得られる機会を提供しました。
また、留学生と各国大使館からの出席者に神戸の良さを存分に体験していただける「神戸を味わう特別イベント」実施。
※ABEイニシアティブ(African Business Education Initiative for the Youth)
アフリカの若手の行政官、起業家・企業人、大学等の教員を留学生(修士課程)として日本に受け入れ、日本企業の水先案内人を育成するプロジェクト。
2013年6月に、我が国は第5回アフリカ開発会議(TICAD V)を開催し、官民一体となってアフリカにおける強固で持続可能な経済成長を支援する政策を示しました。安倍総理による冒頭スピーチで表明された「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(African Business Education Initiative for Youth、以下、ABEイニシアティブ)は、5年間で1000人のアフリカの若者に対し、日本の大学や大学院での教育に加え、日本企業でのインターンシップの機会を提供するものです。このイニシアティブは、TICAD Vに先がけて政府に提出された「TICAD V推進官民連携協議会提言書」の中で重要な点として指摘された、アフリカの民間セクターや公的部門における人材育成、アフリカ各国が日本の優れた技術や日本企業への認識の深化、またそのために我が国を訪れるアフリカ人の増加に応えようとする支援策の1つです。(出典:独立行政法人 国際協力機構webサイトより)
留学生側からアフリカでの新規ビジネスの提案があったり、35社の企業との面談が行われたとのこと、大きな可能性の芽が育とうとしています。