ベトナムからの観光客はこの5年で4倍以上の18万越えに着目
2020年の東京オリンピックを前に、観光事業も新たな動きでにぎわってきています。国や自治体、民間企業や個人といった、さまざまな立場で 「語学」、「宿泊」、ネット環境等の 「インフラ」 などへ活発な展開が続いています。
日本では訪日客による観光需要に沸いており、一人あたりの買い物支出額は予想どおり中国で、2位はベトナムからの観光客。2015年に前年比49%増の18万5千人を記録し、この5年で4倍以上となっています。
総合エンタメ企業、ぴあ株式会社ではベトナム向けに日本の観光情報を盛り込んだ動画の制作・配信を開始すると発表しました。
人材養成スクール等を運営するデジタルハリウッド(デジハリ) と、ベトナムの配信大手ポップスワールドワイド(ポップス)と連携し、多言語ウェブサイトの製作請負事業も開始します。ポップスはベトナム最大のマルチチャンネルネットワークです。
インバウンド需要の開拓に、ぴあ・デジハリ・ポップスが手を組んだ
この連携事業では、ベトナムを基点にASEAN諸国に向け、YouTubeを活用した訪日観光促進向け動画マーケティングサービスを展開することを目的としています。
パートナーシップを組んだ各社それぞれのASEAN諸国へのビジネス意欲と目的のために、各社強みに特化した形で参画しています。各国にはそれぞれ独自の文化や嗜好性があるため、訪日観光情報は日本人だけで制作すると現地では理解されないどころか、逆の反応に至るケースもあるとか。
事業の仕組みとしては、ベトナム人に商品を売りたい日本企業や自治体の依頼を受け、2~5文程度の動画を制作。この際、デジハリは現地消費者の反応を喚起する動画になるよう言語や表現を監修し、ポップスはそれらを現地にて配信、また動画に出演する 「Youtuber」 との交渉業務も担います。
ぴあはもともと、日本航空と共同で観光客向けガイド誌の作成において実績もあり、さらに多言語対応のウェブサイト制作請負事業も開始します。