イオン、国内ショッピングセンターに海外企業をテナント誘致し “アジアの飲食店街” 誕生!?

現在、日本国内にはおよそ150カ所のSCを運営するイオンモールでは、中国2名、ASEAN3名の専任者を配置し、海外企業誘致の専門部署を設置しました。

主に日本展開をしていない企業を対象に、飲料、衣料、食料など業種を問わず海外からテナントを誘致し、日本国内でのショッピングセンター(SC)として来年春にも一号店をオープンする計画です。

地方を中心に、熾烈な競争状態にあるSCにおいて、個性を打ち出し独自性を持たせる狙いがあります。

ショッピングセンターが “アジア食堂” になる日が近い!イオンの独自性

イオンが海外展開で培ったノウハウを活かし、観光地の有名店や現地有力企業を招きます。

イオンはアジアに大型SCを展開することで、テナントとして入居する日本企業の海外進出を間接的に後押ししてきた。これと同様に、日本市場に興味はあるものの、商習慣や競争環境を危惧して進出に二の足を踏んでいるような海外企業の日本進出を促す。日本進出を検討する企業には、国内外のイオンのSCの視察などを通じて日本市場への理解を深めてもらう。各社の1号店が成功するかどうかを見極めたうえで、多店舗化を促す。(出典:日本経済新聞

現在SCの出店は加速していますが、テナントはどこも似たり寄ったりという声も聞かれます。そんななか、日本にいながら現地さながらの飲食店街を再現できるとなれば、優位性が高くなります。

SCは賃貸テナントによる運営が主であり、賃貸収入が見込めることがビジネスモデルの特徴。

ファッションビルとして知られる丸井も、昨年渋谷地区からSC型運営を導入した店づくりに推移していくことを発表、今後は他地区においても、自主専門売り場とSC型を併用していくことを計画しています。

イオンが計画している海外誘致テナントによるSCは、チェーン展開をしているような大手のみではなく、観光地で名を馳せる中小や零細企業をも対象として交渉を進めているとか。オープンを今から心待ちにしたくなる、オリジナリティあるSCが今後は続々登場しそうです!

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