
こんにちは。
JELLYFISHでHR事業部に所属する万です。
今回のトピックは【2社目の転職を短命に終わらせないためには?】についてです。
このことは必ずしも、グローバル就活に限定したことではないかもしれません。
日ごろキャリアコンサルタントとして、多数の候補者さんのを面談してきましたが、二社目に在職中で転職を希望する方が実際にとても多い現実が見受けられます。
2社目を焦って決めてはいけない理由。まず見出すべきは「不満の正体」
理由を聞きますと、
「自分の想像と違う」
「当時はとにかく内定を優先したので、焦って転職してしまった。きちんと考えていなかった」
など、または
「(実際に働いてみたら)やっぱりこの業界が合わない」
というような返答が多いものです。あるいは、あらかじめ懸念を抱いていることがあったとしても、「次に別の会社に行けば同じような事態にはなり得ない」とか、深く考えることなく「とりあえず転職しちゃおう!」など、行動することで課題に向き合うのを避けてしまったりといった状況もあるようです。
こうしたケースで共通しているのが「あまり考えないで転職した」ということです。
文字にすると当たり前に思われるかもしれませんが、現状に不満を抱え思い悩む人は、環境を、職を変えることでその不満が解消できると思ってしまうことがあります。
けれど、不満につながっていった原因を突き止める必要があります。給与や待遇への不満?評価が適切でない、報われないといった不満?仕事内容への不満?その不満は誰が起因するのか?自分が変わることで解決できる道があるのか?それとも、自分にはどうにもできない理由による不満なのか?
こうした、初歩的な自己への問いかけを繰り返すことによって、ある程度【不満の正体】が見えてきます。
プラスマイナスゼロではなく、「プラスオン」にする転職を
私がキャリアコンサルタントとして心がけているのは、候補者さんの不満の根本的な理由を突き止めることです。なぜなら、前職において不満だったことを解消するための転職では、やはり課題の抜本的解決になりにくく、短期間での退職につながる可能性が高いからです。では、どうするのか?
それは、前職での不満を解消するのではなく、「プラス」に転じるための条件から考えることです。
要するに、候補者さんが長期的に喜びを感じて働くことができる企業を、候補者さんごとにさまざまな角度から分析をして見出す必要があります。
不満の解消から入る活動では、とかく条件面にフォーカスしたものになりがちですが、それでは結局はプラスマイナスが相殺されるだけのこと。プラスへと転じるためには、候補者が働くうえで重視する、真の希望を共に見出すことが大切です。
こうした自己分析は、忙しい候補者さんにはなかなか時間を取ることも難しいですし、意外と客観的になれないものです。ぜひ専門のキャリアコンサルタントを活用してみてください。