
日本三大七夕祭りの一つ、「仙台七夕祭り」閉幕。今年は国際色の彩り
七夕祭りと言えば、一般的には7月7日ですが、有名な仙台の七夕祭りは8月に行われています。仙台では、昭和3年に民俗学上中暦と言われる8月6,7,8日に渡り開催され、11の町会が「飾りつけコンクール」に参加しての盛会となったそうです。戦争で一時中断されたものの。
その後の七夕は、商店街振興から観光イベントへと変貌していきます。 現在では飾りだけでなく、ステージイベントや飾りの製作体験コーナー、食の魅力がまるごと味わえるフードコートを設置した「おまつり広場」も人気を集め、 名実ともに日本一のスケールを誇る七夕まつりとなり、毎年全国から訪れる観光客を楽しませてくれています。(出典:仙台七夕まつりwebサイトより)
そして今年の七夕まつりも8日に無事閉幕。今年は東北大学の留学生らがこの伝統的な七夕飾りを制作し、アジア、北米、欧州など約20カ国55人の学生たちの手による国際色豊かな彩りを添えました。留学生だけでなく、フィリピン観光省の吹き流しもありました。
フィリピン観光省の吹き流しは、日本との国交正常化60周年を記念し企画された。両国の国旗に使われている赤や青を基調に、外側は和紙で作ったメビウスの輪をつなげ、両国の友好関係を相互に育みたいとの思いを込めた。(出典:河北新報)
五穀豊穣、無病息災、今年はさらに異国間の友好を願って
地方に根づくお祭りは、古くから五穀豊穣や無病息災を願い継承されてきました。最近ではお神輿の担ぎ手が足りないなどで、祭りの伝統を絶やしてしまうということも少なくありません。伝統のお祭りを通して、現代の世で願われることの一つに異国間の友好が加わった仙台の七夕祭りでした。
留学生の多い東北大では、随時外国人留学生に向けたさまざまなイベントを実施しています。
●第29回 JAPAN TENT 世界留学生交流いしかわ2016
(出典;東北大学webサイト、仙台七夕まつりwebサイト(画像出典も含む)、河北新報)