【グローバル就活の現場から】 日本人が非日系企業で働く際に起きる「ミスマッチ」とは?

こんにちは。JELLYFISHHR事業部に所属する辻野です。

私の業務では、日本人の方を日系企業はもとより、在越のベトナム企業や中国企業に紹介することもあります。そんな折、「ミスマッチはある」という前提に立ち、入社後のミスマッチに目を瞑らないことが大切だと痛感しています。

何故起きる?日本人就業者と非日系企業における「ミスマッチ」

非日系企業では、やはり日系企業と比較すると、パフォーマンスに対してシビアなのが現状です。そうした前提を踏まえつつ、「ではどんなミスマッチが生じるのか?」を例と共にご紹介したいと思います。

まず、目標に対する認識が、企業と候補者の双方で上手く共有できていないことで、入社後にもめるケースが発生しています。

そこで双方の話を聞いていくと、完全にコミュニケーションが不足しているというケースが多々存在しているのです。

  • まず双方で目標に対して共通認識ができていない。

または、

  • 進捗状況について共有できていない。

そうすると、「あの日本人は仕事をしていない」、「意見を持っていない」などと、どんどん誤解を生んでいってしまうのです。このことの解決法は、やはり時間をかけて双方の理解を深めるということ。

一見、遠いようでもっとも近道となります。就業者側も「あ、今のは誤解を生んでしまったかもしれない」と気づいた際には労を惜しまずわかってもらう努力をするべきです。

最終的にはこうした働きかけの連続により、「あの人は自分なりに頑張っているな」との姿勢を示すことにもつながるからです。

また、語学力が問題を生む、というのも1つあるとは思います。

今後企業にも望まれる「フォローアップ」体制の構築

日本人就業者による、伝えようとする姿勢が足りていないということも否定はできませんが、せっかく多額のコストをかけて雇用するわけですから、企業側にもそうした点で折り合う努力の姿勢が問われる気がいたします。

まだまだこのあたりのフォローアップ制度等は企業によってまちまちです。これから一層グローバル就職が盛んになる時代なので、企業側でも「ミスマッチ」を解消し、企業活動に寄与する採用を目指したフォローアップ体制の構築が望まれます。

私としても、入社前の段階で「いかにミスマッチを減らすか」というスタンスをより強く持ちながら業務にあたりたいと考えています。

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