本当は減ってなんかいない!?留学適齢期人口で見る海外留学をする学生数
ここ数年、日本から海外へ留学する生徒が減少しているとも言われていたのですが、最近になって実際はかつての花形であったアメリカへの留学数が減少しているだけで、留学適齢期人口から見た留学生の比率ではさほど声高に叫ぶほどのことではないとの見方も。そんななか、帝京大学外国語学部(東京都八王子市)は2017年度入学生から、すべての言語コースにおいて全員留学制度(Global Campus Program)を導入することを発表しました。
原則として2年次の秋期に、全員が1セメスターの海外留学を経験する。留学を軸としたカリキュラムに改定し、1年次から2年次の 春期には留学前の集中語学プログラム、3年次から4年次では留学後のフォローアップを一貫して行う。
このたび導入する全員留学制度(Global Campus Program)は、「言語力」の一層の向上を基盤に、激動する世界への「グローバルな視野」、多様な文化を持つ人びととの「コミュニケーション力」、問 題解決のための「Actionを起こす力」を卒業までに養うことを目標とするもの。英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、コリア語全ての言語 コースの学生が対象で、原則として2年次の秋期に全員が留学する。
現地では各国留学生と共に生きた言語を学び、語学力の大幅向上を狙う。また海外で生活することでコミュニケーションスキルを磨き、異文化環境における生きる力を養う。(出典:大学プレスセンター)
全コース、全員留学制度でどう変わる?
同大では、学生が安心して留学できる体制を整えるとともに、留学を軸に据えながら、留学前の準備教育と留学後のフォローアップを一貫して行うカリキュラム改革も同時に進めていくとのこと。留学までの1年次から2年次の春期までは、留学前の集中語学プログラムを実施し、帰国後の3年次からはアクティブラーニングを重視するなど、身につけた言語力をさらに磨き、実践に生かしていけるよう計画しています。また、この導入にともない、2017年度入学試験より外国語学部イギリス留学コースの募集を停止することも決定しました。
外国語学部は、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、コリア語から専門言語を選択するコース制を採用しています。また、8言語(英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、コリア語、イタリア語、ロシア語)の中から「選択言語」を学び、多言語運用能力を養成。
『全員留学制度』、外国語学部を専攻し入学してくる学生なのでこれは非常に得難い機会となりそう。