【エージェントがこっそり教える】良いプログラマーの選び方!採用側が見るべき12のチェックポイント!

地道にプログラミングコードを書いていくプログラマーは、エンジニアの中でも初歩的な職種として知られています。
新人エンジニアは、プログラマーとして配属されることがほとんどです。

今回は採用担当者の方向けに、プログラマーに必要な適性や、良いプログラマーを見極める方法を解説。
未経験者や外国人プログラマーを採用する方法やメリットについてもお伝えします。

「良い」プログラマーとは

良いプログラマーとして重要な要素は、現在のスキルというよりも
これから伸びていくためのポテンシャル。
具体的には以下のような要素を持つ人材が、プログラマーとして優秀と言えます。

ポイント
論理的思考
意欲
コミュニケーション能力

新たなプログラミング言語を理解したり、仕事を通じて技術を学んでいくためには、「論理的思考」と「意欲」が大事。
また、先輩から仕事を教えてもらったり、チームの一員として働いていくためには、「コミュニケーション能力」も重要となります。

プログラマー採用で履歴書はここをチェック

それでは、プログラマーの採用を行う際、具体的にチェックしたいポイントについてお伝えしていきます。

履歴書のチェックポイント
  • 現在の技術力・資格
  • 過去に関わったプロジェクト
  • 転職回数・転職理由
  • 自己PR部分等の論理性と意欲

①現在の技術力・資格

今現在持っているスキルは、まず注目するべきポイントです。
採用してから教育していくという方法もありますが、社内で使っているソフトの使用経験や、それに対応した言語の知識があれば即戦力として活躍できます。

技術力の指標として、資格もわかりやすいですが、採用過程にコーディングテストを取り入れると、より実戦的な力を測りやすいです。

②過去に関わったプロジェクト

過去に関わったプロジェクトも、プログラマーとしての力量を測る要素です。
ただし、どれだけ大きなプロジェクトに関わったかということよりも、そのプロジェクトでどのような役割を果たしたかが重要です。

小さくても個人的にプログラムを開発していたり、OSSプロジェクトへの参加経験があるプログラマーは、高い技術力があると見込めるでしょう。

③転職回数・転職理由

早期離職を防ぐために、過去の転職回数と、その理由にも注目しましょう。
一般的に、20代で3回・30代で5回以上の転職は「多い」とされ、技術力には問題なくてもコミュニケーション能力や根気が足りない可能性があります。

ただし、ブラック企業も少なくないIT業界では、必ずしも人材側が原因ではないことも。
転職理由については、履歴書だけではなく面接で深掘りして質問し、筋が通った理由を説明できるかどうか確認する必要があります。

④自己PR部分等の論理性と意欲

自己PRなどの自由記述部分は、履歴書の中でもっとも人材の個性が見える部分です。
記載されたエピソードはもちろん大事ですが、文章の運び方に論理性があるかどうかにも注目。
起承転結が明確でわかりやすいかどうか、理由と結論に齟齬がないかどうかをチェックしましょう。

また、ポテンシャル重視の採用であれば、自社の仕事に対する意欲の高さも重視するべきポイントです。

プログラマー採用で面接時にはここをチェック

ここでは、書類選考の後、面接でチェックするべきポイントをお伝えします。

面接のチェックポイント
  • 社会人としてのマナー
  • コミュニケーション能力
  • 論理的思考
  • 明確な将来像を持っているか
  • 向上心・意欲があるか

⑤社会人としてのマナー

社会人として最低限のマナーは、技術職であっても当然大切です。
プログラマーといっても、一人で黙々とコードを書く仕事ばかりではないですし、入社後の采配次第ではエンジニアとして取引先と関わる可能性も考えられます。

身だしなみや言葉遣い、基本的なビジネスマナーが社会人として十分な水準かどうかは、面接でまずチェックしましょう。

⑥コミュニケーション能力

プログラマーは、営業職などに比べれば人との関わりが少ない職種ですが、コミュニケーション能力が不要というわけではありません。
ほとんどの場合、プログラマーはチームとして仕事をしますので、業務効率の向上のために良好な人間関係を築けることは重要です。

コミュニケーション能力の高い人材は、後輩の指導役やチームのリーダーとして、先々の活躍も期待できます。

⑦論理的思考

論理的思考ができ、地頭のいい人材は、成長するためのポテンシャルが高いです。
採用時は未経験者であったり、十分なスキルのない人材であっても、採用後の教育で伸びていく可能性があります。

面接では、質問への答えに対して「なぜ?」と掘り下げた質問を重ねることで、その人材がこれまで論理的に考えて行動してきたかどうかが見えてくるでしょう。

⑧明確な将来像を持っているか

今後身につけたい技術や関わってみたいプロジェクト、プログラマーからステップアップしたい職種など、明確な将来像は仕事への意欲に繋がります。
また、自分の将来についてよく考えている人は、自分の適性や業界の展望についても深く分析している可能性が高いです。

会社としても、そのプログラマーをどのように育てていけば良いかが見えやすいので、将来のビジョンについて面接でしっかり確認しておくべきでしょう。

⑨向上心・意欲があるか

IT技術は絶え間なく進歩していくため、プログラミングは生涯学習が必要な分野と言われています。
そのため、常に新しい技術を学んでいく向上心や意欲は、プログラマーとして重要な要素です。

数回の面接で、意欲が持続するかどうか見極めるのは難しいですが、今取り組んでいる学習や最先端技術に関する質問を通じて、学習意欲のある人材かどうかを判断することができます。

プログラマー未経験者を採用する場合

プログラマーは、エンジニア系の職種の中では未経験者へのハードルが低めの仕事です。
ここでは、未経験者を採用する場合にチェックしたいポイントを解説します。

⑩会社の事業内容を把握しているか

完全未経験のプログラマーは、「とにかくプログラマーとしてどこかの企業に入る」ことが目標になっていることも。
そのため、入社後の研修で一通りの技術を身につけたところで、興味のある企業に転職されてしまうということも起こり得ます。

未経験者のスクール代わりに利用されないためには、会社の事業内容を理解しているかどうかをしっかり確認しましょう。
自社に対して興味を持ち、継続的に貢献できる人材を見極めることが重要です。

⑪IT業界について勉強しているか

未経験者可の求人には、IT業界への理解が薄い人材も多く集まりがちです。
特にエンジニアは、知識がないと職種ごとの仕事内容を混同してしまいやすく、入社してから「イメージと違う」ということになりかねません。

面接で、プログラマーの仕事について正しく理解しているか確認したり、IT業界についての知識を問う質問をすることで、マッチング度の高い採用が可能になります。

⑫はっきりした志望動機と目標があるか

未経験からプログラマーを志望する人材には、「これからはIT業界」「技術職なら潰しがきく」など曖昧かつ楽観的な展望で転職を希望している人もいると考えられます。
志望動機や目標がはっきりしていないと、入社後にミスマッチが起きたり、挫折して再度転職してしまう可能性も。

未経験からプログラマーを目指す理由や、他業種からキャリアチェンジする理由と将来の目標について、面接でしっかり確認しておきましょう。

優秀なプログラマー採用なら外国人材も

IT技術の飛躍的な進歩により、プログラマーを含むエンジニアの需要は高まっています。
また、少子高齢化の影響で、2019年以降はエンジニアの入職者より退職者の人数が多くなっており、国内で優秀なプログラマーを確保するのは難しいです。

海外の人材に目を向ければ、日本国内での採用競争から離れ、優秀な人材を採用できる可能性があります。

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35歳以下・日本語が堪能な人材も多く、ポテンシャルの高い外国人エンジニアの採用が可能です。
無料のビザ申請サポートや、バイリンガルコンサルタントによる外国人のサポートも提供しているので、初めて外国人を採用する会社にもおすすめです。

まとめ

プログラマーの採用では、現状のスキルや経験はもちろんですが、将来的なポテンシャルも重視するのが大切です。
早期離職のリスクが少なく、継続的に活躍できる人材を見極めましょう。

プログラマーは、比較的言語のハードルが低い仕事のため、国内での採用が難しい場合は外国人人材に目を向けるのも一つの方法です。

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